バイナリーオプションにまつわる規制について解説

今は昔に比べて法整備が進んでいますから、安心して暮らせると感じている人も少なからずいるでしょう。とくに近年は世界各国がグローバルな社会に対応するための法改正などを進めており、日本もその流れが及んでいます。

しかしながら、この国では『短絡的な規制』が非常に多いのも事実です。「専門家がそう言ったから…」なんて曖昧な理由で規制が強化されることも多く、国民の意見がおいてけぼりになるケースも増えてきました。

バイナリーオプションに関する規制についても疑問の声が挙がっていますから、その規制の内容について分かりやすく解説いたします。規制について理解を深めれば、受け入れられるかどうかも判断しやすいでしょう。

バイナリーオプションに規制が発生した背景

そもそもなぜバイナリーオプションに規制が発生したのかですが、『ギャンブル性が強いから』というのが関係しています。ほかの投資方法と違ってすぐに損益が確定し、さらには上がるか下がるかを予想するだけのお手軽さもあってか、つい熱中して資金を投入する人が多い…そんな背景があるでしょう。

そう考えるとこの規制は必要なものに思えるのですが、その一方で昔から借金などの問題を引き起こしてきたギャンブル全般やソーシャルゲームについてはさほど規制が強化されておらず、国の一貫性のない判断を受け入れられない人もいます。

主な規制の内容について

ではバイナリーオプションにはどんな規制があるのかですが、主なものについては以下の通りです。

・短時間取引の禁止
・ペイアウト率の変動

バイナリーオプションと言えば短時間の取引で損益が確定するのが魅力でもありましたが、これが禁止されてしまいました。短時間に何度も取引して損失を拡大させないため…と言えば聞こえもいいですが、最大のメリットをなくしたことでバイナリーオプションをする意味が薄れたとも言われています。

次にペイアウト率ですが、規制によってチャートの変動とペイアウト率が連動することから、利益の計算がしにくくなりました。もちろんエントリーのタイミングも難しくなったことから、『規制後のバイナリーオプションは複雑な上に儲けにくい』という状態になったのです。

海外業者なら規制がない?

ここまで規制が進めばバイナリーオプションをする人はいなくなる…と思いきや、実は国内にはまだまだ利用者がいます。といっても厳しい規制が適用される国内業者ではなく、それらが関係ない海外業者を使って取引している人が多いでしょう。

海外業者の多くは日本での金融商品取引業に登録していないため、国内の規制に縛られることはありません。これは一見すると無登録で危険に思えますが、現状は利用しても問題ないため、規制を嫌う人のほとんどは海外業者に移行したと思ってもいいでしょう。

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