損失が出るとどうなる?バイナリーオプションと確定申告のよくある疑問

あまり考えたくないことかもしれませんが、投資は損失が発生することがあります。たとえば株式投資の場合は株価が下がることで損失になり、場合によっては元本割れ(購入時の金額を下回ること)が発生するでしょう。

こうした損失が発生すると慌てるかもしれませんが、投資では良くあることです。もちろん長く下がり続けるようなら考えものですが、基本は上がったり下がったりを繰り返すため、長い目で見るのが続けるためのコツでしょう。

バイナリーオプションでも同じように、損失が出ることがあります。そして「損失が出ると確定申告にも影響があるって本当?」と気にしている人も多いと思いますから、今回はそれらについて詳しく説明いたします。

損失のみなら確定申告は不要

バイナリーオプションを初めて間もない頃は損失が続くこともありますし、ときには「年間の損益が赤字だった…」なんて可能性も否定できません。そして損失しか出なかった場合、確定申告は不要となるでしょう。

確定申告は『収入がこれだけ発生してどれだけの税金を支払うかを確定するための作業』ですから、そもそも利益が出ていないなら税金は発生しません。会社員やフリーターとして働いているなら、覚えておくと手間が省けるでしょう。

利益も出ているなら損益通算を行う

もしも「損失も出たけど利益も出た」なんて場合、『損益通算』を行いましょう。これは『利益と損失を相殺すること』であり、たとえば利益が100万で損失が20万円の場合、収入は80万円として算出されます。

そうなると税金も80万円に対して発生するため、損益通算をしなかった場合よりも節約できます。脱税はいけないことですが、節税に関しては法律でも認められていますので、できるだけ安くなるように意識するといいでしょう。

収入や職業によっては必ず確定申告が必要に

なお、収入や職業によってはバイナリーオプションの損益に関係なく確定申告が必要です。具体的には、以下のケースで必要となるでしょう。

  • 給与所得が2000万円を超えている
  • 個人事業主

会社員で利益が少ない場合は確定申告が不要ですが、年収が2000万円を超えている場合は必須とされています。また、個人事業主として働いている方も必ずしないといけないため、バイナリーオプションをしているかどうかに関係なく手続きを済ませましょう。

確定申告に関連した作業は面倒ですが、損失が出た場合は重要ですので、面倒がらずに自分がすべきことをチェックしてください。

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